2012-07-13

NAVAJO



最近、個人的なご依頼で
つくらせていただいたものの ご紹介です





4つの風の会の高野さんが織ったNAVAJOラグを
トートバッグに仕立てさせていただきました~


*使用生地* 薄手キャンバス
(高野さんより送っていただいたものを使用)



すーごく丁寧に織られたラグ・・・



織りあげるのに
どれだけの時間が費やされるのか、






山梨県・道志村にある
4つの風の会 代表・内山さんの工房にて 体験をさせていただいたときに
その大変さはからだをもって実感していたので

手を加えるのには
とってもとっても 緊張しました、、(笑)




↓ そのときに わたしが織ったもの ↓





3日間、朝~寝るまで ず~っと 織り続けました
( なんてぜいたくな 時間の過ごし方だろうね )






一度かたちに仕上げたあと
このラグの良さを活かしきれていないような気がして、、

やり直し。

高野さんにご相談しながら
このかたちに、この仕様に、ようやくたどりついたのでした




~ 高野さんのほかの作品たち ~







わたしが高野さんを知ったのは とても意外なところで

以前、神奈川は百合丘に工房をかまえていらっしゃった
革工房 TAKUさんを訪ねたときのこと
(今は京都・嵐山に移転)


店内に飾られた 珍しいピンク色のナバホラグに釘付けに

TAKUさんにお話を伺うと
これは4つの風の会さんのー・・・
ということ


その後、
TAKUさんが京都に移転するちょっと前に
お店でclose partyが催され
仕事後直行で顔をだしにいくと

あのラグを織った人もちょうど来ているよ!


そのとき ご紹介していただいたのが
そう!

高野さんだったのです



人との出会いは これだからたのしいよねぇ∞



 






 詳しいナバホラグの歴史については こちら








ナバホ族にとってラグを織る事は人生の一部でした。
数ヶ月掛けて織り終わったラグに何を感じたのでしょうか。
彼らはあらゆる困難の中で一織一織を大切に織ったに違いありません。
その一織一織の中にあらゆる想いが一緒に織られていると私は感じます。
中には解れて修理されているラグがあるかもしれません。
しかしそれは誰かに必要とされ、大切に使われた証とも言えるのではないでしょうか。







「 布を切るのは 肉を切るのと同じこと 」


田中 忠三郎氏が母から言われたというこの言葉、
織りに限らず、
糸づくりはじめ ものづくりをすればするほど
この言葉の意味が 心底沁みて感じます


“mottainai”
に代表される、すべてのエコに通ずる考え方なんじゃないいかなぁ


ましてや自分で織った生地に
ハサミなんてもーう、とうてい入れられないよね(笑)


そう思いはじめてから
アジアの布の使い方、一枚の布を 巧みにまとう使い方って
すてきだなー、って
理にかなってるなー、って


ご祖先さまの 知恵に脱帽
ものを大事にすることの大切さに 気づかせてくれたことへの感謝



洋裁もやっぱりやっぱり好きなんだけど

この考え方は
胸の奥に 常にしまっておきたいなぁ、
なんて 思うのでありました





内山さん、高野さんとは

今度は原毛を藍染してみようか、
とか
ギャッベ、キリムに挑戦してみましょう、
とかとか



歳は ひと回りも ふた回りもちがう
この 手しごと好きたちの

やりたいことへの欲は つきそうにありません♪



こんなわたしたちの仲間に入りたい方、
いつでもよろこんで ウェルカムです




ちなみに、

NAVAJOを
しばらくの間 “ナバジョ” って言っていたのは
ここだけの秘密~










“ 本物のエコとは 「人を愛する気持ち」 ”






やっぱり 、最後は愛なのねぇ





衣・食・住 + 愛 





l∞ve









2 件のコメント:

  1. 麻衣さん

    麻衣さんのナバホラグご紹介のブログやはり麻衣さんらしい説得力のあるものですねえ。とても嬉しいです。

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    1. うちやまさん

      blog、見ていただいたんですねっ!ありがとうございます~。
      うちやまさんからそう言っていただけると、なんだか誇らしい気持ちになります(笑)ものづくりの先輩として、これからもよろしくお願いします♪

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