2012-06-02

花が咲く




きのうは
縫い場でとってもお世話になった小東さんの送別会が―


KPはほんとうに別れの多い会社だなぁ、ってつくづく思う

小さな田舎町で、小さな学校で育ってきたから
クラス替えも必要がない
そのため、基本 保育所~小学校~中学校まで同じメンバーで持ち上がり

きっと ここで別れに免疫のない人間にできあがってしまったに違いない


入社当時は、だれだれが辞める、という話を聞くたびに泣いていたなぁ

早水さんがいなくなると聞いたときは、ちょうどお店に立っていたきだったので
しばらく接客ができない状態になってしまい
トイレにこもらせてもらった覚えがある。(笑)

もう、別れが多すぎて多すぎて
 涙もでなくなってしまったが
それでも、お別れはいつのときもかなしいものです


小東さんは本当は3月で退社予定だったのが
引きとめられて、2ヶ月期間がのびたのだそう

これもなにかのご縁だよね

たった2ヶ月だけだったけど
一緒にお仕事ができてほんとーうに良かった

小東さんに教えてもらった仕事言葉のひとつに
“花が咲く”
っていう言葉がある

どういう意味か、想像できますか?

生地に対して針が太すぎたりすると
そこに穴がぷつぷつと開いてしまうでしょ?

それを
“花が咲く”
って この業界では言うらしいんだ

「これやったら花が咲いてまうから気ぃつけやー」

なーんてかわいい表現なんだ、
と思ってメモメモ

業界用語と知らなかったわたしは
「小東さんが考えた言葉なんですか?」

「んなわけあらへんやろ~!!
佐々木さんの頭んなかにはたくさん花が咲いてそうやけどなーはっは~」


その日から わたしは不思議ちゃんキャラになってしまったのである 





別れる練習をしながら 生きよう
立ち去る練習をしながら 生きよう
たがいに時間切れになるだろうから
しかし それが人生
この世に来て知らなくちゃならないのは
立ち去ることなんだ
別れる練習をしながら









頭には常に花を咲かせながら
服には花をさかせないように

いっちょまえの縫い子さんになれるよう
がんばります


l∞ve



♪ LOVE PSYCHEDELICO 「
Early Times Best of LOVE PSYCHEDELICO」
 

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